2024年8月31日土曜日

層雲の波頭雲/反薄明光線/主虹と反薄明光線/赤虹/乳房雲の群れ

<層雲の波頭雲>

<主虹と反薄明光線>

<赤虹>

<乳房雲の群れ>

台風通過後の空 (四日市市)

台風10号(と、今でも呼称されている擾乱)の中心部分が三重県に大接近。台風と呼べるほどの最大瞬間風速は持っていませんが、全層にわたって濃密な湿気を流入させて、夕方にはものすごい夕焼けの大スペクタクルを見せてくれました。
室内でもわかるほど、外が黄金に輝いていきまずは強烈な反薄明光線!今まで見た中でいちばんのものでした。そのまま観察を続けているとが出現。全周とはなりませんでしたが、美しく分光しました。
周囲が見渡せる場所に来ると、層雲や層積雲が広がり、一部は吊るし雲となって空に浮かびます。さらにその上層では強烈な乳房雲が広がって、夕景をさらに盛り上げてくれました。

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18:02 四日市市 雨上がり 濃密な層雲 降水雲も付随
18:02 層雲の雲頂は滑らかになり、一部が波頭雲 18:02
18:06 強烈な反薄明光線 今までで一番かも
18:06 層積雲のレンズ雲 18:08
18:08 降水粒子がかかるところに主虹
18:16 荒々しい雲底が妖艶に染まる 18:16 継続して赤虹に
18:16
18:31 乳房雲とSc吊るし 18:31


18:35 田んぼのリフレクションを利用して


2024年8月30日金曜日

台風Cbの雨柱/走るちぎれ雲

「台風Cbの雨柱/走るちぎれ雲」 (四日市市)

朝、6:30ごろから4時間近く猛烈な雨が降りましたが、それ以降はほぼ雨は降らず晴れ間が広がりました。ところどころ強い雨をもたらしている地点はありそうでしたが、基本的には乾燥した空気の流域に位置したためだと思います。このまま高いポテンシャルをもった空気塊が東進してくる予想で、地上風や山岳などによる収束で簡単に強い対流雲ができそうです。

 <GPVによるSSI予想>三重県は乾燥流域のため現在は晴れている 

 <南北に伸びる強い降水エコー> 


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10:18 四日市市 積乱雲の通過後 激しい雨柱(=降水雲)
12:20 巻雲や巻層雲が入り乱れえる 16:46 巻層雲

16:46 淡く22°ハロ
16:46 下層ではちぎれ雲が走る
上層では巻層雲


2024年8月29日木曜日

各地で大雨警報・洪水警報

「各地で大雨警報・洪水警報」 (四日市市)

台風の中心部は九州にありますが、そのアウターバンドの領域が三重県に直撃し線状降水帯のような強い降水帯が三重県を襲っています。四日市市では12時に大雨警報、14時にはそれに加えて洪水警報が発令されました。松阪市の百々川は氾濫しいくつかの浸水害の報道も。
一方の台風10号は動きは遅くずっと九州地方に留まっています。衛星画像や降水エコーなどを確認すると、台風中心部の構造は崩れているように見られ、中心気圧が上昇していることから、急速に台風としての構造を失っているように思われます。ただし、高相当温位の空気塊を引き連れていることは事実で、断続的な強い降水には依然として注意が必要。

また、三重県の影響...ですが現在のGPVでは日曜の夜にかけて温低化し、月曜日にはそのCFが三重県を通過するようで...激しい気象現象にはしばらく注意が必要そうです。

 <高知大学気象情報頁 可視15h> 眼の構造が崩れたように思われる

<高解像度降水ナウキャスト> 23:45


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11:41 四日市市 南 低く垂れ下がる乱層雲の底


2024年8月28日水曜日

台風の影響はまだ少 尾流雲

「尾流雲」 (四日市市)

台風10号が九州に上陸。三重県ではまだ台風の影響はないですが、台風の暖湿流の流入で熊野灘を中心に積乱雲群のかなとこ雲が見られました。日本列島を北東-南西に縦断する雲域があり、これは停滞前線に対応した雲です。明日以降、台風の影響が強まることが予想されています。台風本体との距離はまだ遠いですがアウターバンドの形成や、山脈を中心とした地形性降水による災害が予想されています。

 <衛星画像>台風縁辺の暖湿流が流れ込んでいる


 <500hPa高度・気温+赤外画像> 

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10:25 台風10号由来の雲が見られる
18:22 18:22 尾流雲をもたらした本体の雲はほぼない

2024年8月27日火曜日

下層雲の隙間から積乱雲

「南南東 下層雲の隙間から積乱雲」 (四日市市)

台風由来の南から暖湿気の流入により、静岡や愛知県ではたくさんの積乱雲が発達し、交通に大きな影響がありました。三重県では積雲や層積雲が覆っていたため多くの積乱雲は見られませんでしたが、夕方には南の空がひらけて積乱雲のかなとこ雲が太陽の光を受けて輝いていました。

 <台風10号の移動> 


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15:13 桑名市 層積雲
17:53 巻雲 18:16 積乱雲とかなとこ雲


18:16 かなとこ雲が連なり、濃厚な上層雲となる


2024年8月26日月曜日

塔状に発達する積雲の群れ/アーチ雲


「塔状に発達する積雲の群れ/アーチ雲」 (鈴鹿市)

いつもの方角には積乱雲が少なく、美しく配列する塔状に発達した積雲の群れが見られました。夕方、台風由来の暖湿気に伴う積乱雲域がやってきそうで、急遽南の空にカメラを設置。レーダーも確認しながら観察していると、アーチ雲がやってきました。今日の動画を見てもらうとわかるように、近くの煙突の煙がガストフロントの通過に伴って急激に流される様子が捉えられており、風の流れが分かりやすい動画となっております。なお、このアーチ雲が通過したあと激しい降水を覚悟していましたが、雨は降らず。後でレーダーを確認すると、直前で力尽きているようでした。

 <雲の微速度撮影> 

 <積乱雲の変化>観察地点に近づく直前に衰退
ガストフロントに伴うアーチ雲のみを観測した 

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15:47 美しい積雲の群れ 
15:47 雲列に対して真横から見ているので、放射状には見えない 16:40 南 積乱雲 かなとこ雲には乳房雲も付随


17:05 アーチ雲 通過後は雨無し