2023年1月31日火曜日

一面の層積雲

「一面の層積雲」 (鈴鹿市)
朝方に一瞬層積雲が広がりましたが、その後は快晴に転じ、やがて日射による積雲対流が卓越しました。
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7:44 鈴鹿市 層積雲 7:44  層積雲の尾流雲

2023年1月30日月曜日

しぐれ雨

「しぐれ雨」 (四日市市)
積雲や層積雲が流れ、時折しぐれ雨。夜には日本海上の低気圧によって北陸冬季雷。スプライトの検出はありませんでした。
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16:57 四日市市 しぐれ雨


2023年1月29日日曜日

ブルーモーメントのレンズ雲

「火球/ブルーモーメントのレンズ雲」 (四日市市)
明け方、東の低空に火球。等圧線は緩んで、穏やかな1日になりました。
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5:46 四日市市 東 火球
13:12 積雲 17:36 


17:36 レンズ雲

17:36 

2023年1月28日土曜日

積雲

「積雲」 (四日市市)
ゆるっとした西高東低。先日の雪はあらかた街からなくなり、とりあえず一安心。空には積雲が流れています。
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15:36


2023年1月27日金曜日

高層雲と波状雲のコラボレーション

「高層雲と波状雲のコラボレーション」 (鈴鹿市)
南岸低気圧の影響で少しだけ降雪。一瞬ギョッとするような降り方をするタイミングもありましたが、どうということはありません。
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7:36 鈴鹿市 高層雲と層積雲の波状雲

2023年1月26日木曜日

煙で分かる水平シア レンズ雲 斑点ぬれ雪


「大雪の翌日/煙で分かる水平シア/レンズ雲」 (鈴鹿市)

雪が降り止みましたが朝の交通機関は車を中心に麻痺。しかし、終日快晴で、太陽の光が差しこんで多くの場所で融雪が進みました。青空の中にはレンズ雲がポツポツと浮かびます。それに合わせて斑点ぬれ雪の観察を実施。屋上にできた積雪に1.5m×1.5mの圧雪を行い、動画を撮影しました。が、結局斑点ぬれ雪は現れず。直射日光がダイレクトに差し込み続け、雪の中の空気が閉じ込められる前に融けたためだと思います。人工的な斑点濡れ雪は失敗しましたが、天然のものは観測成功。わずかですが、動画撮影もできました(あまり面白くないですが)。


 斑点ぬれ雪(40分間) 
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9:16 鈴鹿市 
9:16  9:16 遠くの煙突は右(北西風)に流れ、手前の煙突はほとんど風の影響を受けていない。局地的な水平シア(風のずれ)が可視化されている
9:17 雪化粧 12:54 レンズ雲 12:54 小さいレンズ雲の群れ
小規模な斑点ぬれ雪 斑点ぬれ雪実験 1.5m×1.5mの範囲を圧雪して撮影(だが、斑点濡れ雪は現れず、動画はボツ)

2023年1月25日水曜日

大雪警報 斑点ぬれ雪

「大雪警報/斑点ぬれ雪」 (鈴鹿市)

昨日の予想よりも多くの雪が降りました。鈴鹿市では20cm近くの降雪を記録。生活の拠点が鈴鹿に移ってからは初の大雪です。何台か横転している車も見ました。昨日の時点では、名古屋ー桑名ー四日市あたりが大雪だろうと思っていたのですが、実際は南にずれ、鈴鹿も含めた広い範囲で大雪となりました。この様子は今日の朝からの衛星画像を見てみるとよくわかると思います。

 雪雲の衛星写真 


長時間、日本海からやってきた雪雲の通り道となっており、積雪量が増加したのですね。名古屋ではほとんど降雪がなかったらしく、いなべでも寒気の割にはあまり積雪がなかったらしいです。一方菰野町は40cmをこえる大雪となったらしく若狭湾から抜けてくる雪雲の予報には、風の流れが重要であることを痛感しました。また、これは憶測ですが、琵琶湖を通過することによる水蒸気供給があるのかもしれません。

大雪の中帰宅していると、駐車場に「斑点ぬれ雪」というパターンが形成されていました。触ってみると、下部に融解した水層、その上に気泡があって雪で閉じ込められているということがわかりました。斑点ぬれ雪の本格的な研究がスタートしたのは2010年と、科学的に認知されたのはかなり新しい現象です。明日は、気温の上昇が予想されるため、動画による記録に挑戦したいと思っています。

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7:47 朝の時点での積雪量
8:00 鈴鹿市 ホワイトアウト 8:00 

斑点ぬれ雪
斑点ぬれ雪 斑点ぬれ雪

2023年1月24日火曜日

記録的な換気が襲来

「記録的な寒気が襲来」 (鈴鹿市)

昨日の記事でも解説した通り、低気圧が東に進み、西高東低の気圧配置が完成しました。この際、大陸から寒気が吹き出しますが、吹き出した寒気は(相対的にとても暖かい)日本海上で水蒸気を供給され、大気としての性質が変わります(=気団変質)。水蒸気をもらうと、日本海上で筋状雲を形成します。この時中国大陸沿岸と筋状雲ができるまでの間を離岸距離といい、これが短いほど気団変質が顕著(=シビアな気象現象)であることの目安となります。以上の様子は以下のgifアニメを参照して下さい。

 24時間の衛星画像の様子 


気団変質した大気は、日本海側に押し寄せます(日本海側が世界屈指の豪雪地帯であるのはこれによるもの)。若狭湾から関ヶ原を通った雪雲により三重県北部では断続的に雪が降っているようです。それ以外の地域でも、山麓に沿ったエリアで時雨雪がぱらつきます。一瞬ギョッとするような降り方をすることもありますが、基本的なシステムを理解し、気象レーダーを見ていればどうということはありません。



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8:04 鈴鹿市 雲量が減りつつある高層雲と層積雲 8:09  14:47 淡く22°ハロ
16:21 降水雲
16:21 降水粒子は当然雪 16:21 三重県北部の降水雲


18:11 降雪がひどくなる