三重県を中心に日々の生活の中で出会った空の記録をしています。
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① 空の記録 2017.9〜
② 書籍紹介
③ 年別ダイジェスト
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雲の大分類
2022年1月31日月曜日
積雲で可視化される平野部の熱対流
「山越えの薄いレンズ雲/積雲で可視化される平野部の熱対流」(鈴鹿市)
快晴の空に北西風による山越えで小さなレンズ雲。基本的には快晴でスタートしました。日中は,平野部で積雲対流。地上が熱せられて生じる対流で,Bénardセルを可視化したものです。積雲の下は平らになっていますが,これはLCL(持ち上げ凝結高度)に対応しています。水平に分布する大気はほぼ一様(→露点温度はほぼ一様→凝結高度はほぼ一様)であるためです。
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8:00 鈴鹿市 山越えの風に雲
8:12
8:15 レンズ雲も浮かぶ
13:32 平野に浮かぶ積雲(扁平雲)
13:33
13:33
今日の実況天気図(12:00) 気象庁
2022年1月30日日曜日
放射状雲 22°ハロ 太陽柱
「放射状雲/レンズ雲の群れ/太陽柱」(四日市市)
南岸から下層雲がべったりと張り付き曇天の一日。高層雲の下には南北に走行をもった雲が放射状雲として重なり,意外にも面白い空模様となりました。夕方にはこの高層雲も切れていき,小さなレンズ雲がいくつか見られました。また,日没直前の太陽にはサンピラー(太陽柱)も。立派なものは今シーズン初観測です。
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10:43 四日市市 22°ハロ
12:08 高層雲下 放射状雲
12:08 淡い22°ハロ
12:08
16:51
16:51 レンズ雲の群れ
17:10 太陽柱
17:12
17:18 レンズ雲
今日の実況天気図(12:00) 気象庁
2022年1月29日土曜日
積雲と白む空
「白む空」(鈴鹿市)
緩やかな西高東低の空で,積雲が断続的に流れ込んできました。空全体は白んでおり,どうやら上層雲も流れ込んでいるようです。ハロは生じていませんでしたが,少しだけ春を感じました。夕方には南の低空に波状雲。
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12:41 四日市市 白む空に積雲
16:09
今日の実況天気図(12:00) 気象庁
2022年1月28日金曜日
穏やかな西高東低 レンズ雲と積雲
「穏やかな西高東低 レンズ雲と積雲」(鈴鹿市)
等圧線の間隔は広く,ゆるっとした西高東低。山麓沿いには積雲とその上にレンズ雲が共演している姿も見られました。
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8:04 鈴鹿市
16:42 層積雲やレンズ雲
今日の実況天気図(12:00) 気象庁
2022年1月27日木曜日
山麓に沿って巨大吊るし雲
「吊るし雲のマジックアワー」(鈴鹿市)
午後の時間に鈴鹿山脈に沿って巨大な吊るし雲が現れました。吊るし雲からは団塊状の高積雲が始まっており,中層の高さに生じていることがわかります。1時間ほど微速度撮影すると,ずっと定在し続ける吊るし雲の特徴を捉えることができました。最初は「吊るし雲+高積雲」だったのが,次第に高積雲が衰退して吊るし雲単体になっていく様子も記録しています。吊るし雲は,山越えの気流によって生じる雲で,雲粒は生成と消滅を繰り返しながら集団としては定在しているように見える面白い雲です。目に見えない大気の流れを可視化してくれているのですね。
▼吊るし雲から始まる高積雲▼
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7:50 鈴鹿市 層積雲
12:31 彩雲
15:31 巨大な吊るし雲
15:32 吊るし雲からは高積雲が始まる
15:32
15:32
15:33
15:33
15:34
17:12 夕方もこの吊るし雲は継続
17:13
17:13
17:14
17:15
17:15
17:18
17:18
17:48
今日の実況天気図(12:00) 気象庁
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