当初は多少の潮位の変化が20時ごろに潮位の変化がある程度と発表されていましたが,深夜急に太平洋側に津波注意報・警報が発表されました。気象庁は,1mクラスの潮位偏差を観測したため津波警報・注意報のしくみを利用して発表したという説明でした。地震による津波とは違うメカニズムによる高波(高潮?)で,正直「津波」と呼んでいいのかも分かりません。かなりレアな地学イベントだと思います。(2:30 作成) ◆ この記事を書いている時点ではまだはっきりとした原因はわかっていません。日本に至るまでに,有意な潮位偏差が生じていないにも関わらず,遠隔地の日本でなぜか潮位が変動したのです。色々調べていると潮位の変動が起こる直前に2hPa程度の気圧の変化が全国的に観測されたようです。このことから,気象津波(Meteo-Tsunami)が今回の異常潮位の有力候補のようです。気圧擾乱の速度が海洋長波の位相速度に近づいた時,Proudman共鳴によって生じる副振動のようです。少々不勉強で,詳しくは理解できていませんが,非常に珍しいシステムで生じた地学現象でした。 ◆ 今回のトンガの噴火ですが,本国からの通信インフラは昨日14:25頃に沈黙。深夜2時の報道資料で,トンガの潮位計の情報が途絶えている様子が...
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