2017年9月30日土曜日

高積雲の尾流雲で午後は快晴

高積雲の尾流雲(四日市市)12:47
高積雲や層積雲が多く三重県でしたが、正午をすぎた頃には高積雲のみとなり、その高積雲は尾流雲となりました。
尾流雲は地上に達しない降水です。途中で水滴が蒸発するため、地上に降りてきません。
水が蒸発する際、周囲の熱を奪うため温度が下がります。結果、この領域では下降気流が生じます。つまり、この後は好天になると予想がつきます。予想通り、午後は雲一つない快晴となりました。

2017年9月29日金曜日

午後から扁平積雲/夜の高積雲

扁平雲(津市)13:44

14:16
午前は快晴でしたが,午後からは積雲が大量発生しました。その積雲の種は扁平雲です。文字通り扁平につぶれたような形が特徴です。

高積雲の境目(桑名市)18:58

東 高積雲の放射状雲

2017年9月28日木曜日

雨上がり 層雲とレンズ雲

層積雲のレンズ雲(津市)12:06
層積雲レンズ 12:06
昨夜の激しい雨が去り,層雲が大量に発生していました.
車窓から,その様子を観察していると,層雲から降水が確認できました.体勢が悪い中,急いで撮影.
初遭遇ではないのですが,初めて記録として残すことができました.

津市についたころには層積雲のレンズ雲が大量発生.遠方ではKH雲の波立ちも確認できました(記録はしていません).複雑な気流が上空を流れていることを思うと面白いですね.

さて,レンズ雲の観天望気は「強風」.その予想通り,12時を過ぎたころから,6m/s以上の強風が吹いていました.

車窓から層雲の降水雲(桑名市)11:26
レンズ雲(津市)15:16





2017年9月27日水曜日

高積雲から高層雲へ,夕方には雨

高層雲の雲底に美しい波状雲(津市)14:13
午前中は高積雲が映える青空でしたが,徐々に雲量が増えていき曇り空へ。
14時ころには高層雲とその下にちぎれ雲が走り,その雲底はまるで薄いトレーシングペーパーにしわを寄せたような美しい波状雲が印象的でした。
夕方には雨が降り出し,21時-22時の間の降水量は8mm。
1時間当たり8mmの降水と聞くと大したことないように感じますが強い雨です。
よくある例えだと,グラウンド(100m×100m)に80トンの水が落ちてきた計算になります。 
最上層には高積雲 10:19

2017年9月26日火曜日

快晴/冬の星座が近づく東の空

東の空 波状雲(桑名市)23:16
日中はほとんど雲がなく快晴で,15時ころに遠方で積雲。


津市 15時



2017年9月25日月曜日

秋空に巻雲乱舞/不思議なレンズ雲

巻雲の房状雲(桑名市)10:28
北 巻雲 10:29
朝からおびただしい数の巻雲で空が埋め尽くされていました.太陽周辺には尾の短い房状雲.北の空には鉛直シアが強いことを思わせる巻雲でした.

津市に着くぐらいで車窓から不思議な雲を見つけました.
形状的には山岳波によるレンズ雲.
電車を降りて急いで撮影をしたころには少し形が崩れていましたが,定在波の様子が分かると思います.
桑名から津までの空には巻雲しかなかったこと,そして濃密ながらも独特の繊維状のほつれがあることから,濃密巻雲のレンズ雲であると判断したのですが,巻雲には「レンズ雲」という種はありません.
さらに,このあたりの山岳だと標高はせいぜい800mくらい.
一方巻雲の出来る高さは低くても5000mくらい.影響があるとは思えません.謎です.

誤った観測なのかもしれませんが,巻雲にレンズ雲という種があっても良いのかもしれないと思った昼下がりでした.






濃密雲 レンズ雲のように並ぶ(津市)11:29





太陽周辺 房状雲

一瞬だけTA 10:33



濃密雲 10:33


2017年9月24日日曜日

巻層雲に重なる高層雲

淡く22°ハロ これでもはっきりな方(桑名市)13:10
巻層雲に淡く22°ハロが出現しました。重なるように高層雲もあるようで,複雑な濃淡を描いていました。
トップの写真は13時台で最もはっきりしたハロが出た瞬間です。

高層雲 本当に淡くハロが出ていることで氷晶の存在が確認できる








ハロ上端 TAの存在もある

2017年9月23日土曜日

風枕 夕方には乱層雲

風枕(津市)13:11
天頂付近 巻積雲の波状雲 13:11
山を越える湿った気流により、風枕となりました。
天頂付近には見事な巻積雲の波状雲が見られます。

夕方には乱層雲となり雨。夜には止みそうです。

2017年9月22日金曜日

高層雲から乱層雲へ

高層雲(名古屋市)9:28

10:00
今日は朝から名古屋市科学館に行きました。
高層雲に覆われ雨近しと思わせるような曇天。
案の定15時には雨が振りました。

名古屋市科学館は、幼い頃母によく(2週間に1回は必ず来ていた)連れて来てもらっていました。当時を思い浮かべると「よく分からないけどごちゃごちゃしていてたのしい」ぐらいなもんです。子供に分かるように説明はしてありますが、それを見て分かる子供は(保護者も?)いないだろうなぁとぼんやり思いました。
しかし、この経験が今の自分を作っているのは確かです。子供の科学する心を育てるにはやはり良い施設だなぁと再確認しました。高校生以上になってから来ると、更に面白いですね。



霧箱

鉄隕石「ウイドマンシュテッテン構造」


テープの厚さ,波長により偏光面の曲がり方が異なるため,
色づいて見える


竜巻演示

旧投影機




2017年9月21日木曜日

天頂環や幻日

環天頂アーク(桑名市)15:54

毛状巻雲と幻日(桑名市)16:58
今日は朝から所要のため半田市にいました。
桑名に帰っている車内から明るい幻日を確認。急いで観察場所に向かうと,巻雲などの上層雲が卓越していき,幻日に合わせて環天頂アークも出現しました。
幻日を生じさせる氷晶である六画板氷晶は環天頂アークを生じさせる氷晶と同じなので,両者は同時によく出現します。
2時間ほど観察を続け,22°ハロやタンジェントアークが出現したりして一日が終わっていきました。
彩雲 15:49
光環 彩雲 15:46









KH雲 17:00
巻雲の搭状雲 17:07









22° 幻日 TA 16:14
22° 16:51







 
天頂環
淡いながらも1時間ほど見られた
15:46
幻日 16:57








巻雲に幻日

さらに環天頂アーク




2017年9月20日水曜日

終日高層雲

高層雲(津市)10:52
昨日は高積雲の暮れ空でしたが,夜になるにつれて高層雲が増えていきました。
この高層雲は翌日の今日もずっと空を覆いつくし,立体感のない景色を作り出していました。
高層雲とヒガンバナ

2017年9月19日火曜日

高積雲や巻積雲


巻積雲ーうろこ雲ー(津市)17:33
夕方の西空に,高積雲や巻積雲が彩りました。


彩雲(桑名市)11:16
房状雲(桑名市)11:09

尾流雲 17:42
17:31
巻積雲の波状雲(津市)15:01
高積雲の波状雲 15:06
消滅飛行機雲 17:27

放射状雲 17:40
巻積雲に現れた乳房雲 17:38