2019年6月30日日曜日

九州北部 集中豪雨


「雨上がり レンズ雲の性質を持つ層積雲」(津市)

梅雨前線に西南西から相当温位345K以上の暖湿気が流入続けています.降水活動を長期化させる要因は,活発な対流活動の持続(今回の場合前線帯での断続的な収束上昇)と下層に湿気(=雨の原料)の断続的な供給によるものです.数値予報(GPV)で850hpaの様子をみてみると,断続的な水蒸気の供給と前線帯による収束上昇がみられることが分かります.

▼数値予報GPVより12h,21hの予想850hpa相当温位 風▼
(初期時刻は30日9時)



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12:51 津市 乱層雲 16:24 雨上がり 層積雲 青空も見える 16:26 17:28 雲の隙間から上層の巻積雲 17:28
 

2019年6月29日土曜日

九州北部で予想雨量300mm/day


「降水直後」(桑名市)

気象庁は明日30日夕方までの24時間雨量は,九州北部で300ミリ,近畿と四国で200ミリと予想しています(今日19時時点で).
今日の三重県では雨こそはそこまでは降らなかったものの,かなり湿度が高い蒸し暑い一日でした.


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16:41 


 

2019年6月28日金曜日

上層雲の境界



「上層雲の境界」(津市)

午前中は乱層雲による小雨.前線や台風は北上し,午後には青空が広がりました.西の空には高積雲.南の空には上層雲の端が見られました.18時における赤外画像を見てみると,ちょうど津市上空に境目があることが分かりますね.

▼高知大学気象情報頁 18時 赤外画像▼


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9:53 四日市市 乱層雲 18:20 津市 高積雲 18:20 南 上層雲の端 18:35
 

2019年6月27日木曜日

熱帯低気圧が接近中


「熱帯低気圧が接近」(津市)

熱帯低気圧が北上しています.停滞前線に流入する暖湿気流により前線性の降水が持続しやすい状況になっています.

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17:55 下層に層雲 乱層雲 18:14 乱層雲
 

2019年6月26日水曜日

梅雨F北上 午後から雨


「巻層雲と積雲」(津市)

梅雨前線が北上し,午後から雨.
午前中は昨日紹介した上層雲域がかかることによる22°ハロ.

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8:13 桑名市 ハロ 9:12 津市 22°ハロ 9:12 巻層雲と積雲
 

2019年6月25日火曜日

南の低空に梅雨前線の上層雲



「穏やかな梅雨の宵空」(津市)

高気圧に広く覆われ,穏やかな梅雨のなかの一日となりました.
雨が降らないからといって梅雨前線の影響が空に見られないというわけではありません.例えば,今日の空では南の低空に巻層雲が観察できました.該当時刻の赤外画像を確認してみると,梅雨前線に対応した上層雲域であるとしっかり分かります.日本の南にはしっかりと梅雨前線はあることがこのことからも分かりますね.
▼高知大学気象情報頁 赤外▼


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10:27 南の空 停滞前線の上層雲域(別図参照) 19:33 市民薄明 19:33 19:42 木星
 

2019年6月24日月曜日

夕方の伊勢湾に積乱雲




「夕方の伊勢湾に積乱雲」(津市)

夕方に伊勢湾で積乱雲が生じました.撮影を始めた19時ごろはすでに衰退期に入っており,雲頂の盛り上がりがどんどんと失われていく様子を観察しました.とはいえ雲頂高度は上層近くにまで達しており,日が沈んだ後も夕日で紅く染まりました.




▼雲のタイムラプスムービー▼
日が傾くに従い,地表の加熱効果が減少し積雲対流が弱くなっていく様子が分かります. ▼クリックすると大きな写真で楽しめます▼





13:08 積雲 19:06 夕方伊勢湾に積乱雲 19:07  19:07 19:07





19:16 19:17