2018年1月31日水曜日

皆既月食とElliptical Halo






「皆既月食とElliptical Halo」(桑名市)

今日1月31日は皆既月食の日でした。
曇りの心配がありましたが,部分食の初めから皆既の最大までは見ることができました。23時には全天高層雲。数時間ずれていたら見ることはできなかったでしょう。

さて,今日の皆既月食に合わせて堤防でカメラなどのセッティングをしていると,モニターの月の周りに不思議な「ゴースト」が発生しました。実際の月を見てみると仰天しました。明瞭な楕円のハロが出現していたのです。
過去にWHITE ICEさんやあおぞらめいとさんや天空博物館さんのサイトでみた「Elliptical Halo」を思い出し,すぐに確認しました。大雑把に視半径を解析したところ,どうやらシュレジンガーの暈と呼ばれるもののようです。
現象の解明もされておらず,出現頻度も非常に少ないようです。

皆既月食にレアハロと非常にうれしい忙しさでした。

(追記) このページはアクセスが多いので,
後日(2020.12.3)フォーマットを見やすくしました。

▼クリックすると大きな写真で楽しめます▼








Elliptical Halo(桑名市)20:37 動画を取ればよかったと少し後悔 20:35 「ターコイズフリンジ」本影に入る前の際が青いことからこの名が付いた





部分食開始 20:51

霧状巻層雲に淡く内暈 14時




 

2018年1月30日火曜日

山岳から始まる層積雲

下層雲が卓越し,特に山岳から始まった層積雲が美しい.北の空は相変わらず,積雲から雪の降水雲や尾流雲など.
さて,明日は皆既月食ですが,南岸Lの影響で難しくなってきました.無事みられるかな?
層積雲(津)15:11

積雲の降水雲 もちろん虹は見えず

雪の尾流雲


2018年1月29日月曜日

KH雲

朝日を見ようと海岸に来ました.遠方の下層雲に邪魔され,7時を過ぎたころにようやく日が昇り始めました.
動画を撮ってみると,雲の流れる向きが違うことから,鉛直シアの存在が分かります.
このような風のずれの下できる雲である「ケルビンヘルムホルツの不安定性の雲」が生じていました.

さて,明後日は皆既月食ですが,南岸低気圧の接近で,文字通り雲行きが怪しくなってきました
7:03

上層雲と重なる高積雲

おそらくKH波状を可視化した雲
層積雲 14:24
朝の砂浜 白い砂は凍結している

2018年1月28日日曜日

流入する雪雲

断続的に雪雲が流入し,雨交じりの雪が時々降りました。
写真は,今日の高層雲です。影ができず,立体感のない街並みを作り出します。
高層雲(桑名市)13:05

2018年1月27日土曜日

寒気の峠

寒気は峠は越えてひとまず一安心ですが,夜間には地面が凍結しており十分注意が必要です

雪の降水雲(四日市市)

2018年1月26日金曜日

時雨れ雪

降ってはやんでの天気です。
写真は今日の夜の津市の様子です。


2018年1月25日木曜日

3.2/-1.5℃ 伊勢湾岸自動車道の光柱

桑名市で,最高/最低気温が3.5/-1.5℃の非常に寒い一日とmなりました。
桑名市では大雪でしたが,津市は全くと言っていいほど雪がありません。
南岸低気圧による積雪ではなく,日本海側から雪雲が流れてきたためです。

夜になり地面が凍結し始めたころに堤防に向かうと,光柱(ライトピラー)が観測できました。これは,六板氷晶が鏡の役割をして見える像です。

光柱(桑名市) 0:25

ぼんやりとその像が見える

積雲列 北部は降雪雲(津市)15:35
桑名市でつらら

2018年1月24日水曜日

過去最大級の寒気/桑名市積雪

過去最大級の寒気と西高東低の気圧配置のおかげで,日本海側は大荒れの天気となりました。私の住む三重県北部も積雪。
太平洋側の雪は「南岸低気圧」が関与していることがほとんどですが,今回はそうではありません。レーダーを見ると,若狭湾から琵琶湖を通って三重県北部に流入している様子が分かります。

日が変わるころに,雪結晶の観察を始めました。気温はそこまで低くないのでだいぶ融解が進んだ状態でしたが,六花をとらえることができました。
積雲の輪郭が浮き出る(津市)6:57

蜃気楼現象で像がゆがむ 6:58

笠雲 7:12


もうすぐ月食を迎える上弦の月

雪の降水雲(津市)14:23

桑名駅 降雪

樹枝六花




2018年1月23日火曜日

草津白根山の噴火

下層雲漂う空で,時折みぞれ交じりの降水がありました。
また,今日は草津白根山の噴火に伴い雪崩が発生したようです。
層積雲(桑名市)

2018年1月22日月曜日

南岸Lで雨

南岸低気圧の接近で,高層雲から乱層雲へ。
関東では雪となりましたが,津市では雨でした。

高層雲の尾流雲(津市)

やがて乱層雲

2018年1月21日日曜日

下層雲漂う空と南岸Lの接近

穏やかな晴天に恵まれ日中の気温は12度近くまで上昇.明日は寒気の流入と南岸低気圧の接近に伴い,関東に雪をもたらすかもしれません.

層積雲 南(桑名市)


2018年1月20日土曜日

積雲など

日差しのおかげで日中10度近くまで気温が上昇しました。



2018年1月19日金曜日

快晴の空に冬の大三角

終日快晴でした。

おおいぬ座αシリウス・こいぬ座αプロキオン・オリオン座αベテルギウス

2018年1月18日木曜日

西日本で夜光雲

イプシロンロケットに伴う夜光雲が西日本で観測されたようです.
日の出前ですが,夜光雲が観測された高度80㎞(通常の雲は高度12㎞以下で生じます.)ではすでに太陽の光が届いているので彩雲のように美しく輝きました.
「西日本の全域で観測」という報道からも,高高度の現象であるという事が分かります.

積雲(津市)15:40

2018年1月17日水曜日

低気圧通過 暖かい一日

三重県では低気圧が通過し雨。昨日から今日にかけて暖気が流入し温度の変化が非常に激しいです。
津市では午後には乱層雲が去り,高積雲。
その後四日市に移動すると高層雲に覆われていました。
天気は南から回復していたようです。
高積雲のカケラ(津市)15:09

北の方角 天気が怪しい(津市)15:09

高積雲の隙間雲 15:13

高層雲(四日市)15:53

2018年1月16日火曜日

レンズ雲がほつれて隙間雲へ

午後から上層雲が少し出始めたので何らかの光象が出るかもしれないと思い外へ。撮影はしませんでしたが淡い環天頂アークを確認しました。
そのまま上層雲が広がるかと思ったのですが西から高積雲がやってきました。
面白かったのは,高積雲のレンズ雲がだんだん隙間雲に変化していく様。最初は異なる高度の雲が重なっているのかと思いましたがじっと観察していると変化する様子が分かりました。
橙に染まる高積雲(津市)16:34
レンズ雲がほつれて隙間雲へ
巻雲がちらほら 15:05

飛行機雲から派生した肋骨雲 15:53
飛行機雲の航路が平行なため,一点から放射しているように見える 16:01

巻積雲 目安は視角が1°未満 指の幅は約2° 15:43

高積雲の半透明雲 15:53
東へ去る高積雲の動画です。