午後の時間に鈴鹿山脈に沿って巨大な吊るし雲が現れました。吊るし雲からは団塊状の高積雲が始まっており,中層の高さに生じていることがわかります。1時間ほど微速度撮影すると,ずっと定在し続ける吊るし雲の特徴を捉えることができました。最初は「吊るし雲+高積雲」だったのが,次第に高積雲が衰退して吊るし雲単体になっていく様子も記録しています。吊るし雲は,山越えの気流によって生じる雲で,雲粒は生成と消滅を繰り返しながら集団としては定在しているように見える面白い雲です。目に見えない大気の流れを可視化してくれているのですね。
▼吊るし雲から始まる高積雲▼
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