2021年1月12日火曜日

カノープスの日周運動


「カノープスの日周運動」(四日市市)

南岸低気圧の影響で雪が心配されていましたが,雪はほとんど降らず。地上付近の気温の推移は津市で3〜5℃の横ばい。亀山でも同じような推移で,おそらく鈴鹿でも同じような気温変化だったと思います。地上で雪が降ってもおかしくない気温ですが,850hPaを見てみると,雪が降る条件(-6℃以下が目安)には程遠いことがわかります。500hPaの天気図でも強い寒気(-30℃以下が目安)が入っておらず,厚い対流性の雲は生じそうにありませんでした。

夜には雲ひとつない空。冬のこの時間には,南の低空にカノープスが見えます。日本では南の低空でしかみることができないため,南極老人星なんて言われ方もします。低空のため,大気による散乱であまり明るくないのですが,実はシリウスに次ぐ全天2位の輝星です。ちなみに,以前ニュージーランドに滞在していたときには,高い位置で観察できました(2018/9/19 9/22)。

▼850hPa:ー6℃が降雪の目安 500hPa:ー30℃以下が強い寒気の目安▼






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7:18 鈴鹿市 乱層雲 21h46m17s〜
23h25m56s




 

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