2020年12月26日土曜日

扇状の霜結晶


「扇状の霜結晶/層積雲」(四日市市)

熱湯から生じる水蒸気を冷凍庫の中で凝結させて霜結晶を作ってみました。温浴はゆっくり冷えるように厚い布で覆い,-5℃の冷凍庫の中で2日間冷やしたものです。たくさんの針状結晶や扇状の結晶が,そのふたにびっしりと生じていました。
四日市は高気圧に覆われていますが,夕方には全天層積雲で覆われました。



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霜結晶 13:38 四日市 16:01 層積雲



 

2020年12月25日金曜日

真昼の虹


「真昼の虹」(鈴鹿市)

西高東低の空。普段より暖かく,降水雲の時雨も降水粒子が雪ではなく水滴になりました。これに南からの光が差し,鮮やかな虹。(主)虹は,太陽高度が42°よりも高いと,地平線より上には生じません。そのため,昼の時間帯に虹が観察するのは困難なはずです。しかし,冬季は南中高度が低いため,太陽高度が42°以下という条件をクリアでき,昼でも虹を観察することができます。そういう意味で,冬季は虹の季節です。


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7:10 7:10  7:36  7:37  12:33

12:33  12:34  12:34  12:35




 

2020年12月24日木曜日

朝の高積雲


「朝の高積雲」(四日市市)

朝,高度が低い高積雲が全天に広がりました。鈴鹿山脈の影響を受けた波状構造も見られました。そのまま午後は高層雲。夜には小雨。



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7:25 四日市市 7:36 高積雲 波状雲というほどではないが,波状構造が見られる。 7:36  7:36  12:14 高層雲



 

2020年12月23日水曜日

高層雲の夕焼け

「高層雲の夕焼け」(鈴鹿市)

土星と木星の接近は今でも続いています。今日もその撮影をしようとしましたが,残念ながら高層雲に阻まれました。しかし,夕方の高層雲は見事なもので,雲の下から西日が差す形でその雲底がよく観察できました。この高層雲はどんどんと薄くなっていき,やがて月暈を生じさせました。



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6:59 四日市市 7:06 朝焼け 7:54 鈴鹿市 層積雲 17:03 高層雲の夕焼け 17:03 高層雲の波状雲



18:33 月暈 18:37



 

2020年12月22日火曜日

放射冷却 -1.3℃


「強い放射冷却」(鈴鹿市)

背の高い高気圧に覆われ終日雲ひとつない快晴。朝はそれによる放射冷却で四日市では7:02に最低気温−1.3℃をマーク。フロントガラスには結露した水滴が凍りました。


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7:21 鈴鹿市 快晴 22:09 南中するふたご座



 

2020年12月21日月曜日

木星と土星が最接近



「木星と土星が最接近」(鈴鹿市)

今日,木星と土星が最接近しました。ふたご座流星群を撮影しに紀伊半島に遠征した時もかなり接近していましたが,このときはまだ目視で2つの惑星を確認できる程度でした。今日は,目視では全く分からず,望遠鏡を使った観察で初めてその全貌がわかりました。シーイングもまあまあよく,土星の環の様子もわかります。

使用した望遠鏡はポルタ2という入門用の屈折望遠鏡です。この望遠鏡は,私が小学5年生の時にお年玉などをためて3万円で購入したものです。 母に連れられて参加した名古屋市科学館の観察会で初めて土星の環を見て感銘を受けた私は,「自分の望遠鏡で土星を見たい」と思い購入したのでした。14年たった今でも使っているこの望遠鏡は,理科教員という道を選ぶルーツの一つです。


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7:19 鈴鹿山系 降雪高度が可視化されている 7:30  17:46 木星と土星が最接近 17:50 月齢6.4