2021年1月6日水曜日

成層圏突然昇温


「朝の波状雲」(鈴鹿市)

今日12時の実況天気図の日本海上には,気圧の谷が見られます。これは,JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に対応したものです。明日はJPCZ上に低気圧性渦が発生し,上空トラフの接近に従って猛発達する予報です。

さて,ここ数日北極上空の成層圏で,温度がかなり昇温しています。10hPaでは50度以上の昇温。対流圏のプラネタリー波をトリガーとした,下降運動に伴う断熱圧縮によるものです。
低気圧性の渦がかなり変形




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7:15 鈴鹿市 波状雲 12:17 巻層雲と積雲 12:18 巻雲とちぎれ雲 15:03 15:04 
15:05 15:06 KH波を思わせる波状雲 15:07 幻日 15:07 幻日と22°ハロ(淡) 16:35 



16:36  16:37 光学現象は見られない



 

2021年1月5日火曜日

高層雲の一日


「高層雲」(四日市市)

朝,太平洋側に厚い高層雲が広がりました。鈴鹿山脈と見比べると割合低めです。大きく天気が崩れることはなく,高層雲はだんだんと薄くなっていきましたが,天気が回復することはありませんでした。

▼10時 可視画像▼


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10:25 四日市市 高層雲 14:00 高層雲から層積雲へへんかしてい



 

2021年1月4日月曜日

淡い22°ハロ


「淡い22°ハロ」(鈴鹿市)

朝は淡い22°ハロ。やがて見えなくなりました。気圧傾度は緩やかで,上空には浅い気圧の谷。数日後,深いトラフによって温帯低気圧が猛発達。やがて強い冬型になるでしょう。

▼OLYMPUS Tough TG-6を導入しました▼


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10:40 22°ハロ 16:58 レンズ雲



 

2021年1月3日日曜日

【幻月】月による幻日


「幻月」(四日市市)

今日はしぶんぎ座流星群の極大夜。ゆっくり自宅のベランダから鑑賞していましたが,雲が厚くなっていき観察は困難に。しかし,昇ってきた月に幻月(月による幻日)が煌めきました。固定撮影をしていたので全貌は分かりませんが,おそらく環天頂アークも生じていたと思います。

▼幻月の微速度撮影▼

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11:44 桑名市 22°ハロ 11:46 冬の積雲 11:47  22:18 四日市市 幻月 22:43



 

2021年1月2日土曜日

桑名丘陵から望む,ナガシマの照明


「桑名丘陵から望む,ナガシマの照明」(桑名市)

日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)は北陸へ指南。この様子は,地上天気図の気圧配置をみてもその屈曲に表現されています。まだ先の話になりますが,来週末に再び寒気が南下する予想。
今日の写真は,桑名丘陵から見えた雲の写真。雲底の一部が明るいのがわかるでしょうか。ナガシマ遊園地の照明が雲底を照らしているのです。この写真を撮影した地点から東へ(つまり,遊園地に近く方向)移動すると,明るい部分の仰角がどんどんと大きくなっていきました。 遊園地までの距離 $\times \tan \theta = const$なので,当然の結果です。



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竹林にて 15:05 桑名丘陵から名古屋方面
15:16 逆光の積雲雲頂 15:29 




17:27 鈴鹿山脈に沿って南北に走向を持つ雲 17:32 ナガシマの照明が雲に反射して輝く



 

2021年1月1日金曜日

冬の積雲

「冬の積雲」(桑名市)

ホームページを始めて41ヶ月目になりました。今年も1年間日々の空の記憶を取り続けたいと思います。写真は寒気の空の積雲です。昨日の記事で言及していた温帯低気圧は,今日の12時も同じく926hPa。台風並の温帯低気圧です。

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14:11