朝鮮半島付近に中心をもつ低気圧に向かって温かい空気が流入。南よりの風により暑い一日となりました。各地で積乱雲が生じており、それ由来と思われる上層雲に22°ハロが生じました。この現象は、上層雲を構成する氷晶と呼ばれる六角柱の形をした氷の粒によるプリズム効果で生じる現象です。氷晶による光学現象は総じてハロと呼ぶこともあります。
一方、降水雲が通過するタイミングには虹が生じました。こちらは球状の水滴によって生じる光学現象で、ハロとは成因が異なる現象です。今日はこの虹が二回生じました。太陽高度が高いときは、虹の見える範囲は少なくなりますが、太陽高度が低くなると虹は大きくなります。
このような虹のもつ特徴や、成因が異なるハロなどが生じた一日でした。単なる虹色に光が分かれる現象でも、色々な種類があるのです。 |
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