2022年7月24日日曜日

ピラミダルハロの夕暮れ







「ピラミダルハロの夕暮れ」(四日市市)
日中は桑名で巻雲や巻層雲などが優勢な空。濃密雲が美しく、動画を撮ろうかとも思いましたが時間もないのでまたの機会に。
そう思いながら四日市の自宅に帰り空を見上げた瞬間、ものすごい現象に遭遇しました!なんと9°、18°、23°プレートアークがものすごく明瞭に出現していたのです!たまたま偏光サングラスをかけたのもありますが、一目で異常な空だと分かりました。急いでいつもの堤防まで移動し定点観測を開始。一台は赤道儀に乗せて追尾し、もう一台は固定撮影。そしてもう一台でたまに撮影しながら、片手にはアイスコーヒーのスタイル。
このハロは、普通の氷晶(六角柱が基本)ではなく、ピラミダル氷晶(20面体)という特殊な氷晶から生じる光学現象です。通常の22°、46°などに生じるハロとは違うため、odd Radius halos(異常半径のハロ)などとも言われます。今回のピラミダルハロは、プレート配向(ピラミダル氷晶が水平に分布、所謂幻日を起こす姿勢であり、ピラミダル氷晶版の幻日とも言える)によるものが優勢で、長時間に渡って生じ続けました。大阪などでも同様のハロが見られ、関西〜東海にかけて広くピラミダル氷晶の巻層雲が分布しているようでした。前回プレートアークを観察したのは実に3年前(2019/4/19)のことでした。

▼プレートアークが継続する様子▼

▼クリックすると大きな写真で楽しめます▼




12:25 桑名市 濃密巻雲
12:25 22°ハロ






16:10 四日市市 ピラミダル氷晶によるハロ
16:10 処理 16:10 23°と18°のplatearcが明瞭 強調処理で9°platearcなども顕になる 16:12 18°プレートアークの反り返ったようなディスプレイが顕著 16:38 ここからは別フォルダ




16:38kyo
16:40 k 17:09 18°、24°platearc 16:28 巻積雲のレンズ雲とコラボ 17:09 少しだけ太陽柱




17:43 18°と23(24?)°のハロ
17:50 l 18:03 幻日


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