発達した温帯低気圧が東に抜けて,西高東低の気圧配置が完成しました。大陸から寒気が吹き出し,日本海上で筋状雲を形成しています。離岸距離も短く,強い寒気がやってきていることがわかります。また,JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)も見られ,夜にはその方向が若狭湾に指南。そのまま雪雲が関ヶ原を抜けて,三重県北部に流れ込んでくる典型的なパターンです。 ◆ 今日のTOPには12時における地上天気図と赤外画像を合成してみました。こしてみると,JPCZと等圧線の歪みが対応していることがわかるかと思います。また,21時の500hPa天気図にも作図をしてみました。強い寒気の基準である-30度以下の大気が流入している様子がわかります。-36度以下の大気も流入しており,下層から中層にかけて対流性の雲が強まり,本格的な降雪となるでしょう。三重県では23時ごろから雪が舞い始めました。
21時実況時の500hPa天気図
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