鈴鹿山脈を越える気流が長時間明瞭な吊るし雲を生じさせました。この吊るし雲は衛星画像からも確認できており、その吊るし雲から始まる高積雲になんとElliptical Halo(楕円ハロ)が生じました!一般的な大気光学現象は、巻層雲や巻雲の氷晶に生じますが楕円ハロは高積雲などの中層雲に生じやすいそうです。太陽に非常に近い位置で生じるため、発見がかなり困難な現象のうちの一つ。私にとってはこれで3回目の出会いです。非常にレアな現象ですが、それなりの経験値があるので、NDフィルターを介さなくても、出現をほぼ確信することができました。薄いピラミダル氷晶によってできるため、22°以外にも暈が生じているようにもみうけられます。視半径の解析は時間と体力の都合で特にしませんが、今日の大気光学現象は「odd radius halos」と言っていいと思います。
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