午前中は下層大気は暖かく湿った空気。四日市市のアメダス実況値を見ても,10度以上で推移している様子がわかると思います。午後になると,寒冷前線が通過しました。これに伴う寒気移流で,地上の気温はぐんぐん低下。職場の廊下や壁に,水蒸気が大量に結露しているのが印象的でした。
そのまま寒気移流は継続し,空にはNE-SWに走向をもつ雲がたくさん生じました。これらは,レンズ雲の性質を持っており,複雑で立体的な空となりました。
今日,生徒から「雲の流れが高度によって違う」という指摘を受けました。風が強かったことで,大気の動的性質を確認しやすかったのでしょう。「寒気や暖気の移流が顕著だと,高度によって風のズレが生じるんだよ」と教えました。このような発見を生徒から出してくれると嬉しいものです。
▼四日市のアメダス▼▼高知大学気象情報頁可視画像(17:00)▼
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