トップの写真は昨日(8/11)から翌日未明にかけての写真です。 本当なら今日(8/12)がペルセウス座流星群の極大夜ですが,前日の予報で,下層雲が途切れそうにないと判断し,急遽紀北町に遠征することにしました。撮影場所に到着したのが19時ごろ。機材のセッティングを明るいうちにすませて,天文薄明が終わるまでお弁当を食べていました。 ちょうど食べ終わるころには天文薄明は終了し,周囲は暗闇に包まれていました。そのまま頭を上げると,そこには南中に差し掛かった天の川の絶景!あの瞬間は一生忘れないでしょう。今日のトップ画像はその直後に撮影した天の川銀河です。
時は同じくしてどんどん太陽から離れていってるネオワイズ彗星の様子もスナップ。かろうじて尾の構造もわかりますが,肉眼ではほとんど確認不可能。梅雨の時は長雨が続き,ほとんどチャンスが無く去っていきました。
そうして双眼鏡で銀河や星団を観察しながらインターバル撮影でペルセ群の記録も並行に。極大前夜なので,出現数は少し抑えめでしたが十分観察することができました。流星跡が中間圏の風に流される様子も双眼鏡で観察。いつか,もっと望遠のレンズでその時間変化を記録してみたいものです。
大満足のまま未明まで撮影を続け,紀勢道で帰宅(自宅まで90分)。アクセスがとてもよく,人工灯がほとんどないため,観測にはうってつけです。「長野県は宇宙県」というフレーズがありますが,「三重県だって宇宙県」と言えるだろうと思います。
こうして真っ暗闇の中で星空を観察していると,自分という存在が,宇宙の歴史の一瞬にいるだけに過ぎないちっぽけな存在であることを考えてしまします。そんな当たり前のことを再確認することで,強く自分の生の奇跡を実感できるのです。
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