2022年4月29日金曜日

前線通過後の虹 初の著書を出版






「降水前のアスペリタス/やや期待はずれの虹」(四日市市)
本日より「科学する空」が書籍となって
出版を開始しました
停滞前線上のキンク部分に生じた低気圧が接近して三重県では10時ごろから雨。特に14時ごろから風雨が強まり,15時台には一時,猛烈な雨(80mm/h以上)も観測されました。前線が抜けたのは16時ごろで,気圧は上昇に転じました。夕方は鈴鹿山脈よりも少し高い層積雲で覆われていましたが,太陽高度が下がり,この隙間から太陽光が差し込むときに少しだけ虹が生じました。残念ながらこの時は降水を伴う雲がなかったので少し期待はずれの虹となりました。一方,桑名市などでは荘厳な虹が出ていたようで,反射虹(水面で反射した光源によって生じた虹)も生じていたようです。
そして本日より,自身初の著書「科学する空 空を見上げ続けた5年間の記録」の販売が開始されました。一日も欠かすこと無く空を見上げ続けた五年間の集大成です。美しい雲や虹などの現象をはじめ,流星群やスプライトなどの高層大気で生じる現象も紹介しています。 ぜひお買い求めください!









桑名市で見られた虹

(微速度撮影)東の空 一瞬だけ虹が生じた

▼クリックすると大きな写真で楽しめます▼


8:30 四日市市 アスペリタス 8:43 鈴鹿市 雲の和名ワーキンググループの命名では「荒底雲」 17:32 西 山脈より高い位置に層積雲があり、虹が期待できる 18:00 太陽の光が差し込むが...
18:00 虹は現れず
18:06 レンズ雲
18:06  18:06 層積雲の尾流雲 18:07  18:07 レンズ雲から始まる層積雲
18:07 虹は出ず
18:07  18:08  18:17 薄明光線 18:17 届いていない領域で割れている



18:18 ごく淡い虹
18:24 18:30 短い虹 20:27 雨は上がり層積雲も去った 彼方の低空には雲が見られる


桑名市 立派な虹 主虹 全周の虹



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