2023年12月11日月曜日

パリーアークとローウィッツアークの描写

「パリーアークとローウィッツアーク」 (鈴鹿市)

温帯低気圧の前面に巻層雲が広がりました。


この巻層雲に対して、素晴らしいパリーアークが見られました。付随して生じたタンジェントアークはぼんやりとわかる程度ですが、パリーアークはそれと同じくらいの分光度でした。一般にパリーアークはタンジェントアークを生じさせる長軸水平の姿勢に加え、底面が水平になることが求められるため、力学的にシビアです。そのような中でも、少なくとも30分程度はパリー姿勢は継続していたようでした。

この時の画像を強調処理してみると、見事な上部ローウィッツアークが浮かび上がりました。
特に上端部でパリー、ローウィッツ、タンジェントアークが複雑に交わるところは、大気光学現象の奥深さを感じさせます。

その後、パリー・ローウィッツアークは消え、幻日+22°ハロという基本的な大気光象。太陽高度がそれなりに高いため、幻日は22°より少し離れて生じている様子がわかります。

===ブログランキング参加中です===
自然科学ランキング
===クリックをお願いします!!===
 雲の微速度撮影 

 クリックすると大きな写真で楽しめます 




7:58 鈴鹿市 高層雲
11:49 22°ハロ・幻日・タンジェントアーク・パリーアーク・ローウィッツアーク 11:49







11:50
11:50 タンジェント、パリー、ローウィツアークの共演
12:46





12:47 離れた幻日 ローウィッツアークも付随?
14:14 明るい幻日 ローウィッツアークも見える気がする

0 件のコメント:

コメントを投稿