2023年11月28日火曜日

地学巡見② 南紀熊野ジオパークで巡見

橋杭岩/古座の一枚岩/タフォニ」 (和歌山県東牟婁郡串本町)

南紀熊野ジオパークの巡見を行いました。詳細は以下の画像の通りです。

一番有名なのは、橋杭岩です。この岩石は、流紋岩質マグマが泥岩層に貫入にした後、泥岩が侵食されたため直線状に残っているようです。マグマが貫入したわけなので、周辺の泥岩は熱変成されているかと思いましたが、あまり変成は受けておらず。マグマの体積が小さいため、十分な接触変成作用が果たせなかったとのことです。この場所で面白いなぁと思ったのは、周囲の転石が津波によって移動しているということです。

その後は、古座の一枚岩へ。熊野カルデラにそってできた角礫凝灰岩です。カルデラの火道を火山灰が上昇する途中で固結したものということです。

南紀熊野ジオパークでは、まだまだ地形的に面白い箇所がたくさんあるみたいなので、今後も行ってみたいと思います。


===ブログランキング参加中です===
自然科学ランキング
===クリックをお願いします!!===

 クリックすると大きな写真で楽しめます 
7:34 和歌山県東牟婁郡串本町潮岬 地学巡見二日目 橋杭岩(流紋岩) 直線上に配列 面状に流紋岩が貫入している
崩れた流紋岩(転石)
下部が泥岩、上部が流紋岩 貫入の痕跡泥岩の層

崩れた流紋岩(転石)は津波によって押し流された
ヤッコカンザシの巣穴後


泥岩の層の割れ目に熱水鉱床が面状に貫入
貫入 面状に古座の一枚岩
川を境に、岩体が変わる 一枚岩は、熊野カルデラの一部
豆腐岩 斑状花崗岩の方状節理 滝の拝 たくさんのポットホール
侵食されているのは砂岩泥岩互層 熱変成をうけているのか、非常に硬い 牡丹岩 タフォニ上部+い見られる 形成過程は不明
タフォニ 凝灰岩が主体
タフォニの構造はフラクタル的別名、虫喰岩




温泉の源泉 熊野カルデラに沿って湧水する pH10程度


17:41 熊野市 断片雲

0 件のコメント:

コメントを投稿