2025年1月13日月曜日

レンズ雲

「レンズ雲」 (鈴鹿市)

上空では西風が卓越し、鈴鹿山脈を越える気流によってレンズ雲が生じていました。このような雲は日中ずっとみられながらも、風はほぼなく穏やかな一日となりました。

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11:42 四日市市 レンズ雲
11:42 11:42

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2025年1月12日日曜日

高層雲に淡く22°ハロ

「高層雲に淡く22°ハロ」 (東京都千代田区)

冬型の気圧配置は完全に緩み、日本海上と南岸に低気圧。終日層積雲〜高積雲気味の曇天となりました。時折層積雲のみの際はその隙間から太陽の光が差し込む瞬間もありましたが...、やはりすぐに曇天へ。
日本海上の低気圧はその背面に位置するトラフによって発達する見込み。おそらく、発雷を検知するほどまで発達すると思われるので、帰宅後、三重県の下層雲がなかったらスプライト撮影をしてみたいと思います。

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8:08 愛知県豊橋市 高層雲 一部で降水雲となっている
8:12 静岡県浜松市 10:26 東京都千代田区 高層雲 本当に淡く22°ハロ


13:11 高層雲が消えて、層積雲が残った 雲間から太陽


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2025年1月11日土曜日

冬型緩む/月の22°ハロ

「冬型緩む 地上付近で南寄りの風」 (四日市市)

「月の22°ハロ ー月暈ー」 (四日市市)

冬型が緩み、穏やかな一日。雲も少なく、近くの発電所の煙は北の方角にたなびいていましtた。つまり、この時点では南よりの風が吹いていたということになります。

深夜、街が巻層雲に包み込まれました。月齢11.2の月の周りには22°ハロが生じています。

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14:12 四日市市 層積雲
15:59  22:58 月の22°ハロ

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2025年1月10日金曜日

下層大気の氷晶に幻日/長大な吊るし雲

「下層大気の氷晶に幻日」 (鈴鹿市)


「長大な吊るし雲」 (鈴鹿市)

早朝、日本海側から流れ込んできた雪雲が三重県北部に襲来。桑名市では四日市市では積雪を観測しました。一応今季一番の寒気流入ではありますが...例年に比べると暖かい方かと思います。

勤務地である鈴鹿市では、早朝は雪は降らず。太陽の近くには思いがけず幻日が生じていました。本来は巻層雲などの上層の雲によって生じる現象ですが、今日のそれは明らかに下層の氷晶によって生じたものでした。9時ごろからは断続的に雪が降りましたが、11時ごろには完全にあけました。

夕方、西の空にじっと佇む冬の吊るし雲。三重県北部でよく見られる冬の名物雲です。

 <6:00〜18:00 可視画像の変化> 

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7:24 幻日
7:24 雪の降水雲 7:24 四日市・桑名では積雪を観測した


17:15 吊るし雲



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2025年1月9日木曜日

豪快な雪の降水雲

「豪快な雪の降水雲」 (鈴鹿市)

JPCZがかなり明瞭に観察できます。この収束帯は、今日東北地方に指南しており、北日本を中心に大雪が確認されています。
以下の12時間の可視画像動画(gif)を見ても、収束帯の行先が変化している様子がわかります。

 <6:00〜18:00 可視画像の変化> 

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15:30 
18:26 10s×14スタック オリオン大星雲(M42)

<実況天気図+赤外画像(12:00)> リンク



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2025年1月8日水曜日

断片雲へ変化 JPCZが明瞭

「今日は、穏やかな一日 断片雲へ変化」 (鈴鹿市)

等圧線が日本海に対して袋状に膨らんでいます。これは、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる収束帯を表現しており、雲の分布を見えると、筋状の領域が北陸地方に向けてどんどん流入している様子がわかります。このような気圧配置の時、北陸では大雪が降ることが知られており、JPCZという言葉がない時はふくろ型等圧線と呼んでいたそうです。一方の三重県は穏やかな晴れ。JPCZの向きによって、若狭湾→関ヶ原と雪雲が流れ込むと三重県北部でも大雪となります。

<6:00〜18:00 可視画像の変化>

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18:44 四日市市 消えていく雲



<実況天気図+赤外画像(12:00)> リンク



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2025年1月7日火曜日

降水雲に虹は現れず

「降水雲に虹は現れず」 (鈴鹿市)

虹は対日点(自分の影)を中心に約42°の地点に生じます。この地点に降水粒子が存在し、太陽光が差し込むと虹として観察されるわけですが、冬季の三重県北部では今日のような降水雲が生じやすく、南中高度が低いことも相まって冬季に虹が観察される回数が増えることが知られています。年間の虹の観察回数のピークは12月ですが、実は1月になると一気に少なくなって意しまいます。この理由は、地上の気温がより低くなることにより、降水粒子が融解しきらず雪・みぞれとして存在しているためと考えられます。今日のトップには「降水粒子が雨なら虹が生じた」写真を選定させていただきました。

夕方には、雲の上端に分布した氷晶(雪?)によって短いですがサンピラーが確認されました。

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15:25 鈴鹿市 いくつかの領域で降水雲が確認
15:25 北 降水雲 ただし粒子は雪(虹が確認できないため) 16:39 四日市市 サンピラー

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2025年1月6日月曜日

乱層雲のうねり

「乱層雲のうねり」 (津市)

南岸低気圧によって終日雨。久しぶりにまとまった雨がふりました。

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8:46 津市 乱層雲のうねり 山脈の影響を受けている 8:46

<実況天気図+赤外画像(12:00)> リンク



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