夕方にわき出した巻層雲は,沈みゆく太陽には淡い幻日程度の光象しか作りませんでした。しかし月が高く上りだした頃に見てみると淡く22°ハロ。そのまま観察を続けていると,非常に美しい分光となり見事な月暈へ。
「この分だともしかしたら環水平アークが見られるかもしれない」と思い観察を続けると..現れました!
本来環水平アークは6月~9月の太陽高度が高い時期に見られるものなので,冬に見ることはできません。しかし,冬の月の高度は太陽とは違い高いので,観察することができます。
写真でも肉眼でも,月の環水平アークは美しいとはあまり思えないのが実際です。しかし,科学的な視点で見るその現象に,非情な面白さを感じます。
そして「この現象に気づいているのはこの町で自分一人かもしれない。」と思うわけです。
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