2024年11月20日水曜日

高層雲のうねりがもたらす陰影

「高層雲のうねりがもたらす陰影」 (鈴鹿市)

南岸に低気圧。そのバルジに対応する下層雲がかかって終日曇天となりました。小雨が降ることもありましたが、基本的には曇っているだけで雨は降らず。鈴鹿山脈近くでは、降水雲のような領域を観察しましたが、気象レーダーには表示されておらず。それほど弱い降水だったのか、そもそも降水雲ではないのか、、とった感じです。

のっぺりとして面白みのなさそうな雲ですが、案外こういう雲の方が面白い表情を見せるものです。雲底が大気重力波によってうねり、光の陰影が生じる様子は美しいと思います。荒底雲、というほどではありませんが見飽きない変化をしてくれました。

 <南岸の低気圧に対応する下層雲> 

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12:16 鈴鹿市 高層雲の下 うねり
12:17 12:17 波状雲
12:17 広角 うねる雲底 波長の大きな波が見えている?
12:18 鈴鹿山脈沿いがけぶる 降水雲と思われるがレーダーでは降水は解析されておらず 15:11

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2024年11月19日火曜日

層積雲 雲底を照らすナガシマライト


「層積雲 雲底を照らすナガシマライト」 (四日市市)

冬型の気圧配置は緩み、寒気移流は穏やかに。終日快晴でしたが、夜には下層雲が出てきました。ナガシマスパーランドの光を反射している領域がよくわかります。

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19:00 四日市市 南 雲間からは星が見える
19:00 北東 層積雲の雲の底を照らすライトのスポット

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2024年11月18日月曜日

西高東低 頭上にレンズ雲

「西高東低 頭上にレンズ雲」 (鈴鹿市)

西高東低の冬型の気圧配置となりました。中国大陸からは寒気が吹き出し、日本海上で筋状雲を形成している様子がとらえられています。今週末には北陸冬季雷を観測できるかも。そんな三重県では朝から快晴。特にめぼしい雲はないなぁと思って頭上を見ると、長大なレンズ雲が生じていました!1時間近く継続していたようですが、機器のトラブルのせいで撮影はできず。この雲は衛星画像でもとらえられており、桑名に在住の方も観測していたみたいです。

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5:31 鈴鹿市 レンズ雲
7:09 鈴鹿山脈沿いに雲が散在 7:09 頭上にレンズ雲
7:10 演習魚眼レンズにて 大きな姿が確認できる
7:13 この画角で微速度撮影をしていたが、うまく撮影できず 17:11 断片雲が散在 

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2024年11月17日日曜日

巻積雲/街に浮かぶ幻日


「巻積雲/街に浮かぶ幻日」 (津市)
久しぶりに好天に恵まれ、今日の最高気温は22.6℃(津市)をマーク。季節に似合わない暑い1日となりました。巻積雲や高積雲などが広がりながら、夕方その雲間に巻層雲が広がると、美しい幻日が。しばらくじっと見ていると、環天頂アークもしっかりと観察することができました。幻日は巻層雲を構成する六角板状の氷晶の60°プリズムによって生じる現象ですが、その条件として六角板がある程度水平な姿勢をしている必要があります。同じ姿勢、同じ氷晶の90°プリズムでは環天頂アークが生じるため、明瞭な幻日がみられたらほぼ確実に見られる現象でもあります。

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11:14 津市 巻積雲
11:14 11:14
11:14
14:19 幻日 14:19 幻日


14:19 街に浮かぶ幻日
14:37 幻日 タンジェントアーク 22°ハロ 14:37 環天頂アーク ラテラルアーク


14:42 環天頂アーク



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2024年11月16日土曜日

今日もはっきりしない天気

「高層雲の波状雲」 (四日市市)

低気圧や前線は解析されていないものの、南からの暖湿な空気の影響で、高層雲や乱層雲などの雲。なんだか季節感のない天気が続きます。

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9:51 四日市市 降水前の乱層雲
12:56 高層雲の波状雲

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2024年11月15日金曜日

霧状巻層雲に22°ハロ タンジェントアーク

「霧状巻層雲に22°ハロ タンジェントアーク」 (鈴鹿市)
南からの湿った空気の流入で、終日曇天。雲が薄くなるタイミングには22°ハロやタンジェントアークなどが確認できましたが、雲はその後厚くなっていき、夕方には本格的な降水がはじまりました。

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10:12 鈴鹿市 22°ハロ
強調画像 タンジェントアークも確認できる 3

<実況天気図+赤外画像(12:00)> リンク


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