2025年9月17日水曜日

スプライト4イベント

「スプライト4イベント」 (四日市市)

夜、京都・兵庫県境に発達した積乱雲。スプライト観測のために、三重県四日市市から西に向けて観測をすると、明るいスプライトイベントを一つ観測することができました。その後積乱雲は衰退しながら東進し若狭湾付近へ。雷の活動度は下がっているので期待はあまりせずに観測を続けていると思いがけず3イベントスプライトを観測。この冬はスプライト観測に力を入れなければと思った一夜でした。

 <雲の微速度撮影> 

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18:36 四日市市 周囲に雲がないように思えるが、低空にはおそらくかなとこ雲由来の上層雲が広がっている
20:08:06 21:39:30





21:43:53 21:54:53

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2025年9月16日火曜日

乳房雲/夕方南西方面に積乱雲

「乳房雲/夕方南西方面に積乱雲」 (鈴鹿市)

太平洋高気圧に覆われて夏が戻ってきたかのような陽気。日中は巻雲などが流れてくる爽やかな陽気となりました。夕方南西の方角に小さな積乱雲が多数発生したようなかなとこ雲。これらのかなとこ雲由来と思われる巻層雲が広がっていました。1.5時間のタイムラプス動画を撮影すると、その中の一つが発達しながら夜を迎えていく様子が写っていました。

 <雲の微速度撮影> 

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7:35 鈴鹿市 積雲
14:48 巻雲 17:01 小規模な積乱雲の群れ
17:02 かなとこ雲由来の巻層雲
17:02 天頂 乳房雲 17:02 北東 雄大雲


17:03


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2025年9月15日月曜日

午後から高積雲

「午後から高積雲」 (鈴鹿市)

天気図では停滞前線が解析されていますが、曇天ということはなく、ほとんどが晴れ間。夏のような日差しでしたが、積乱雲が発生するということはなく、午後からは高積雲が広がってきました。まだまだ暑い日々が続きますが、徐々に秋の装いを感じる空模様でした。

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13:30 四日市市 積雲
15:56 高積雲

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2025年9月14日日曜日

10分間の劇的な夕焼け

「5分間の劇的な夕焼け」 (四日市市)

夕方に下層の雲が減り、上層の雲。22°ハロなどの大気光学現象が生じました。そして今日も見事な夕焼け。一番上の画像が18:08で、まぁぼちぼちの夕焼けかなと思っていたら、次第に街全体が赤く染まっていき、見事な夕焼けとなりました。

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17:24 四日市市 22°ハロ タンジェントアーク
17:59 乳房雲 17:59
18:08
18:08 18:10

18:12
18:13

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2025年9月13日土曜日

沸き立つ層積雲

「沸き立つ層積雲」 (鈴鹿市)

昨日の四日市豪雨(この名称は仮称です)から1日たちました。当時のレーダーの記録などをもとにこのサイトでも考察をしてみたいと思います。
まず、今回のような豪雨となった広域原因は前線の停滞太平洋側からの暖湿気流入によるものであることは明らかです。地形要因としては、四日市駅がある場所が、伊勢湾奥と鈴鹿山脈に挟まれた地形で、収束が局地的に強化・固定 → 同じ場所で対流が再生成(トレーニング)されたのだと考えます。これが「狭い範囲に雨量が偏ったこと」の最大の理由だと思われます。また、レーダー履歴からもこの考察を裏づけています。さらに夜間、低層の暖湿気流が維持されて、19時(菰野)→22時(四日市)へと収束軸が湾奥側にシフトしています。

三重県は依然として大気の状態が不安定。層積雲や高層雲が主体の曇天となりました。尾流雲や降水雲を伴っている雲も多く観察されました。

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14:35 四日市市 高層雲や層積雲が入り乱れる空
15:00  15:00


15:00 帯状の雲に尾流雲(もしくは降水雲)が見られる


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