南岸の離れたところにに停滞前線。その上層雲域がかかる形で、昼過ぎから巻層雲が広がり始めました。12時ごろ、最初にタンジェントアークが明瞭に分光し始めたかと思ったら、鮮烈な幻日!その幻日から幻日環が伸び始めて今日のレア現象がスタートしました。 まずは眩しい幻日周辺に見られた現象から。良質なローウィッツ配向の氷晶が分布していいたようで、過去一綺麗なローウィッツアークを観察することができました。22°ハロに接するように幻日から上部、下部へと伸びています。環状ローウィッツと思われる部分もB-R法による画像では確認できました。
また、22°ハロの上部には明瞭なタンジェントアークとパリーアーク。太陽高度40°くらいだとタンジェントアークは22°ハロに上に凸で接しながら下方に伸びていきますが、パリーアークはもう少し曲率が小さいため状態がいいとタンジェントアークからも分離していきます。今日はそのような様子がよくわかりました。
幻日環上には120°幻日。久しぶりにレアな現象がひしめき合う1日となりました。
<500hPa高度・気温+赤外画像>
<今日の大気光象の微速度撮影>
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