2024年10月31日木曜日

巻積雲の房状雲?

巻積雲の房状雲? (鈴鹿市)

朝の巻層雲に特徴的な見た目の領域が見られました。巻層雲の蜂の巣状雲、といいたいのですが巻層雲には蜂の巣状雲という種はなし。とりあえず巻積雲の房状雲と分類しましたが、ちょっと違和感があります。

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7:09 鈴鹿市 巻層雲
7:09 天頂付近 巻層雲の一部の領域が蜂の巣状雲のような姿に 7:09 分類するなら「巻積雲の房状雲」か?


10:57 22°ハロ タンジェントアークの成分もある


2024年10月30日水曜日

高積雲の放射状雲

「高積雲の放射状雲」 (鈴鹿市)

昨日続いた雨はひと段落し、朝から快晴。美しく22°ハロが出現しているのを確認しながら出勤しました。日中はこのような上層雲が流れてきたり、高積雲が流れ込んできたりと、忙しなく美しい空が続きました。

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8:12 四日市市 22°ハロ
13:09 高積雲の放射状雲

2024年10月29日火曜日

朝から曇天

「朝から曇天」 (鈴鹿市)

南岸の前線のキンク部分から北に膨らむような形で厚い雲域。朝から高層雲が広がりました。

 <地上天気図+赤外画像> 

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6:21 鈴鹿市


2024年10月28日月曜日

全天に高層雲や高積雲 西陽に染まる尾流雲

「全天に高層雲や高積雲/西陽に染まる尾流雲」 (岐阜県安八町)

日本の東に位置する低気圧から寒冷前線が日本の南に伸びています。朝はこの前線の通過に伴って強い雨が降る時もありましたが、その後下層で寒気移流。青空が見える時間帯もありましたが、長くは続かず、夕方には高積雲や高層雲。高積雲の一部は尾流雲を付随していて、そこだけ夕焼けに染まってなんとも美しい眺めとなりました。

 <500hPa高度・気温+赤外画像> 

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8:41 岐阜県海津市 雨上がり 8:42 山脈沿いに吊るし雲 10:11
10:11
11:47 タンジェントアーク 16:40 高積雲の放射状雲
17:00 岐阜県安八町 高積雲と高層雲 17:01 全天に高積雲 ただしその上層に高層雲が広がっている 17:02 高積雲からの尾流雲 西陽に染まる

2024年10月27日日曜日

オリオン群の火球/停滞前線接近 層積雲


「オリオン座流星群/停滞前線接近 層積雲」 (鈴鹿市)

未明にオリオン座流星群の火球。快晴だったので流星痕までよくわかります。その後は停滞前線が北上し、終日乱層雲寄りの層積雲となりました。

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0:21 四日市市 オリオン座流星群の火球 16:16 層積雲 16:32 層積雲


16:32


2024年10月26日土曜日

前線北縁の高層雲

前線北縁の高層雲 (四日市市)

前線が北上して高層雲が朝から広がりました。昼過ぎにはやや南下して雲量が減ったように思えます。

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13:21 四日市市 高層雲
16:02 高層雲去って雲間から空

2024年10月25日金曜日

幻日周辺に見られたレア現象 ローウィッツ・パリー他


「幻日周辺に見られたレア現象 ローウィッツAやパリーA (鈴鹿市)


「46°ハロと下部ラテラルアーク (鈴鹿市)


「120°幻日」 (鈴鹿市)

南岸の離れたところにに停滞前線。その上層雲域がかかる形で、昼過ぎから巻層雲が広がり始めました。12時ごろ、最初にタンジェントアークが明瞭に分光し始めたかと思ったら、鮮烈な幻日!その幻日から幻日環が伸び始めて今日のレア現象がスタートしました。

まずは眩しい幻日周辺に見られた現象から。良質なローウィッツ配向の氷晶が分布していいたようで、過去一綺麗なローウィッツアークを観察することができました。22°ハロに接するように幻日から上部、下部へと伸びています。環状ローウィッツと思われる部分もB-R法による画像では確認できました。

また、22°ハロの上部には明瞭なタンジェントアークパリーアーク。太陽高度40°くらいだとタンジェントアークは22°ハロに上に凸で接しながら下方に伸びていきますが、パリーアークはもう少し曲率が小さいため状態がいいとタンジェントアークからも分離していきます。今日はそのような様子がよくわかりました。

幻日環上には120°幻日。久しぶりにレアな現象がひしめき合う1日となりました。

 <500hPa高度・気温+赤外画像> 

<今日の大気光象の微速度撮影>

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10:00 鈴鹿市
11:41 巻層雲 12:32 眩しい幻日から幻日環が伸びる






12:32 右側の幻日環は全周まではいかずともその存在はわかる
12:33 明瞭に分離したタンジェントアーク ローウィッツアークも確認できる 12:34 タンジェントにパリーが混ざっているような疑惑






12:35 円周魚眼トリミング
12:38 22°周辺に パリー・タンジェントアーク・ローウィッツアーク 12:45






12:47 B-Rによってウェゲナー以外の成分が明瞭
12:47 Σ=38deg 幻日周辺 22°へはローウィッツが明瞭に接する 12:47 ただの六角柱氷晶がここまで整った現象を生じさせる事実がすごい







12:48 46°ハロ 下部ラテラルアーク
12:48 上部TAからPAが分離して伸びる 12:48






12:51
12:51 長く伸びる幻日環 12:54 幻日環上に120°幻日






13:00 幻日環
13:01 円周魚眼 向日付近に明点? 13:00 120°幻日




15:00 パリーアークも確認できる アンシャープマスク処理をした中段の写真の方がわかりやすい
15:01 環天頂アークとラテラルアーク